Googleマップの「おすすめ度」とは？ビジネス側（オーナー）が活用できる？

本コラムではGoogleマップやGoogleビジネスプロフィール（GBP）の活用法を解説していきます。
今回は、Googleマップの「おすすめ度」の機能と使い方および設定をご説明します。

おすすめ度とは、それぞれの店舗（ビジネス）がどの程度、検索ユーザーの好みと一致しているかの度合いを表したものです。
Googleマップをアプリやブラウザで開くと、ビジネスプロフィール上に表示されているパーセントがおすすめ度です。

おすすめ度は、ユーザーごとに異なり、時間の経過とともに変化します。
おすすめ度には、次のような要素が反映されています。

1. Googleアカウントの設定「興味・嗜好の編集」で指定した食事上の制限や食の好み
2. ユーザーが普段選んでいる（あるいは避けている）料理やお店の種類
3. 保存または評価した場所、訪問した場所、または類似の場所
4. GoogleマップやGoogle検索で、その場所に対して行われた行動

おすすめ度を利用するには以下を行います。

• Googleアカウントにログインする
• ウェブとアプリで「アクティビティ」をオンにする

なお、この設定をしても「おすすめ度」のパーセンテージが表示されない場合があります。
そのような場合には、今までに行ったことのあるお店などいろいろな店舗にクチコミや評価を入れたり、自分の好みを設定する、などの方法で表示させることができるようになります。

自分の好みを設定するには、まずはGoogleマップのアカウント画面から「設定」を開きましょう。

次に「興味・嗜好を編集」を選びます。

「食べ物の制限」「関心がある」「関心がない」の三項目があります。
自分の好みを設定したい項目を選び設定しましょう。

例えば「関心がある」を選ぶと次の画面になります。

トピックを追加を選択してこの画面で自分の興味があるものを選びます。
例えばラーメンを選択します。

このように「興味のあるトピック」にラーメンが設定されました。

おすすめ度の精度を高めるために、「関心がない」ものも設定しておくことをお勧めします。
先ほどと同じように「趣味・嗜好の編集」画面から、「関心がない」を選択し、関心がないトピックを追加するだけです。

そうすることで、より自分に合ったおすすめ度がわかります。

自分のお店のおすすめ度を向上させる施策はかなり難しいでしょう。

1. ユーザー(検索者)の嗜好に関連しているためオーナー側が操作できない
2. そもそもマップの表示ランキング要因ではないと思われる
3. GBP管理画面でも、APIを用いても統計値を集計できない

おすすめ度にあまりこだわるよりも、基本的なMEO戦略の実施に集中することをお勧めします。

• 店舗の基本情報を入力してGoogleビジネスプロフィールを整備する
• ビジネスカテゴリ（Googleビジネスプロフィールの業界設定）を最適に設定する
• 飲食店であればメニュー機能を活用し、どのような料理を提供しているか示す
• サービス内容や写真を投稿する
• 口コミを収集・返答する

おすすめ度の向上のみに焦点を当てるのではなく、包括的なMEO戦略を実施する方がよいでしょう。
これらの戦略は、ビジネスの全体的なユーザー体験を向上させることで、間接的におすすめ度を向上させることを期待するものです。

MEO対策についてより詳しい内容はこちらのコラム記事をご覧ください。

このように、おすすめ度だけに注目したくなりますが、それはGoogleマップでのビジネスの可視性を決定する多くの要因のひとつに過ぎないことを忘れてはいけません。

ビジネスオーナーやマーケターとして、マップ上でのビジネスの可視性に影響を与えるすべての要素を考慮した、総合的なMEO戦略を実施することが極めて重要です。