入力フォームで起こっている離脱についてご存知ですか? 離脱は離脱でも種類が違う「直帰」と「途中離脱」について
「入力フォーム(エントリーフォーム)からの離脱が多いので何とかしたい。」とお考えの企業様も多いと思いますが、自社のフォームでの離脱とは、一体どのタイミングで起こっているのかご存知ですか?
実は、入力フォームで起こっている離脱には2つの分類があり下記のように分けることができます。
- 直帰
入力フォームへ来たが何もアクション(入力)をせずにそのまま離脱してしまう。 - 途中離脱
入力フォームに入力を始めたが、入力を完了する事なく途中でフォームから離脱してしまう。
さらに「直帰」「途中離脱」の原因として以下のようなことが考えられます。
直帰の原因
例えば不動産情報サイトでもっと詳しい情報を知りたいと思い「詳しくはこちら」「詳細情報」と書かれているボタンをクリックところ、「資料請求」や「会員登録」のフォームへと遷移してしまい、即座に遷移元のページに戻った経験はないでしょうか?
このように半ば無理やり意図しない入力フォームに遷移させられたユーザーは、入力フォームに入力をする事なく元のページに戻ったり、別ページに遷移したりと、直帰をしてしまいます。
途中離脱の原因
入力フォームに入力後、確認ボタンを押したら「電話番号は全角で入力してください」等エラーが表示されてしまい、気を取り直し再度入力したがまたエラーが表示される。
確認ボタンを押下しないとエラーが分からないので、この繰り返しで「ストレス」「面倒さ」「あきらめ」を感じ、モチベーションの低下から入力完了する事なく途中離脱をしてしまいます。
それぞれの原因を踏まえると、下記のような施策が有効と考えられます。
「直帰」の改善方法
直帰については入力フォーム側の問題ではなく、例えばサイト内にフォームへ遷移できるボタン(「資料請求フォーム」や「新規会員登録」等へ遷移させる為のボタン)を設ける場合は、「詳しくはこちら」ではなく「資料請求フォームへ進む」などの文言を用い、クリックするとどんな事が起こるのかを明確にすることで、意図しない入力フォームへの遷移による直帰を防止できると考えられます。
「途中離脱」の改善方法
例えば項目の下部に「※半角数字で入力してください」のような注釈を記載して、どんな文字種で入力をすればいいのかを示し、入力中のエラーを出させないようにする対策が必要です。
が、どうしても入力ミスが起こってしまう時もあります。その場合の対策としては、誤った文字種で入力された時点で瞬時にエラーを出す「入力支援機能」を実装し、誤りを認識させてその場ですぐに正しい入力を促すことで確認ボタン押下→エラー→再入力という悪循環を回避します。
入力支援機能を手軽に実装する手立てとして、「Gyro-n EFO」のような「EFO(エントリーフォーム最適化)ツール」を導入する事も選択肢のひとつとして考えられます。
「離脱」については、アクセス解析を導入していれば入力フォームで離脱しているという事実はつかめるのですが、直帰も途中離脱も「離脱」で計測されるので、詳細はつかめません。
「Gyro-n EFO」のようなEFOツールのログ解析機能を活用すれば、直帰か、途中離脱なのかの測定はもちろんですが、途中離脱の場合はフォーム内のどの項目で離脱したのかまでを測定することができます。
このように直帰と途中離脱とでは原因や改善方法も異なってきます。
自社のフォームはどちらが多いのか?を把握することが、最適な入力フォーム改善への近道になります。