自分でEFO対策 ここまですればもう完璧!? 入力フォーム以外での改善点
Web上で商品購入や資料請求をしようと思った際のアクションとして、「申し込み」「資料請求をする」などのボタンをクリックした後は
- サイト利用規約に同意
(同意する/しないの確認の為だけに入力フォームと別ページが存在する場合と、入力フォームと同ページでチェックする欄が設けられている場合とがある) - エラーがない状態で入力をし「確認ボタン」を押下
- 「確認ページ」と呼ばれる入力した内容が反映されたページに遷移
- (3)を確認後「送信」ボタンをクリックし情報を送信
- 「サンクスページ」と呼ばれる送信が完了した事やお礼を表示するページへと遷移
という流れで(5)に至った方をコンバージョンしたユーザーとみなし計測していきます。
(2)でエラーがない状態の場合、
(3)へスムーズに遷移できますが、
(2)のアクション時にエラーが発生し、
修正→再度(2)の確認ボタン押下→エラーとなると、面倒さを感じ離脱をしてしまう事が多く、ここでの離脱対策ついては過去の記事でご紹介してきました。
参照:
今回は、1の利用規約に同意するページや3の確認ページといった、入力フォーム以外にも潜んでいる離脱の危険とその対策についてご紹介していきたいと思います。
自分でできるEFO対策1:利用規約の同意確認は入力フォーム内で
個人情報の取り扱いやサイトの利用規約を読んでもらい同意を求める箇所がありますが、一字一句まであまり細かく読まずに同意してしまうという方も多いかと思われます。
逆に、読むどころか離脱をしてしまうという現象も起こっています。
1で触れましたが、利用規約を読んでもらうために別ページに遷移させる作りになっているフォームもありますが、初めて触ったフォームで使い勝手もわからない中、ユーザーが意図しない画面遷移が起こると混乱を招きます。
また、元のフォームページへ戻ろうと試みているうちに離脱してしまう可能性もありますので、なるべく利用規約等への同意は入力フォーム内に作成するようにしましょう。
自分でできるEFO対策2:確認ページで離脱させない
確認ページまできたユーザーは、その商品や資料を獲得したい為に入力作業をこなし確認ページに辿り着いたという、モチベーションの高いユーザーがいる事も事実です。
一方で、「確認ページにくればアクション完了」との勘違いから離脱してしまうユーザーがいる事も事実です。
こうした勘違いを招く確認画面を改善する事でコンバージョン数に差が現れます。
確認ページである事を明確にし、このページでは送信されていない旨を告知する
情報が正しいものかを確認してもらうために入力した情報が表示されますが、「入力内容の確認」「お申し込み内容の確認」というテキストのあとに入力内容が続くと、「この内容でデータが送信された」との誤解を与え、アクションが完了していないのに離脱をしてしまう事も考えられます。
「このページではまだ送信が完了していません」等のテキストで注意喚起をし、確認ページでの離脱を防ぎましょう。
また、ボタン内のテキストも、「この内容で送信する」などを使用し、未だ送信されていない事を明示したものを用いましょう。
キャンセル、リセットボタンはつけない
「送信する」ボタン「キャンセル」や「リセット」ボタンが並列してある場合、送信をクリックしようとしたのに、間違えてキャンセルを押してしまった。
という事が頻繁に起こり得ます
。本来自分がしたかったアクションと逆の事を誤ってしてしまった事、せっかく入力した内容もキャンセルされてしまった事に苛立ちやショックを感じ、再度最初から入力をする気になれずそのまま離脱してしまう事も大いに考えられます。
また、キャンセルボタンが配置してある事で容易に離脱出来る動線を作ってしまう事になるので、確認ページでは「送信する」ボタン以外は配置しないようにしましょう。
確認ページの内容を見て修正が必要な場合は、ページ内に「戻る」ボタンを配置して再度入力フォームに遷移させる必要がありますが、送信するボタンとは大きさや色などで差別化し、送信するボタンに注力させるようにしましょう。
サンクスページを有効に使う
確認ページで「送信する」ボタンをクリックした後はサンクスページへと遷移します。
このページに到着したユーザーは申し込み完了したユーザーとなるので、もう離脱対策の必要はありません。
ですが、ユーザーはサンクスページで送信が完了した旨を告知される事で、一連の作業が滞りなく終了しホッする気持ちもあるものの、「本当に完了したのか?」「いつ届くのだろう?」という疑問ももたれると思います。
そんなユーザーの気持ちに応える為にもサンクスページを有効に使い、到着日目安や送付予定物をご案内しましょう。
おおよその到着目安や、お届け予定の内容物(資料など)を表示する事で、安心を与える事ができます。
このように、些細な注意点を怠ることでフォーム離脱を招いていることは多くあります。
これら注意点をしっかり取り入れ、無駄な離脱を減らしコンバージョンに繋がるフォームに改善してください。